陽だまりの家について
NPO法人陽だまりの家 設立趣旨書
1、趣旨
今、超少子高齢社会によって日本の福祉のあり方が大きく変わろうとしている時に、恵庭市も、新たな福祉のあり方を地域全体で考える必要に迫られています。これからは、高齢者だけでなく子どもや生活困窮の問題、障害のある方の福祉など、全住民を対象にした新しい地域包括ケアシステムをそれぞれの地域で作り上げる事が求められています。
これまでの福祉は、高齢者や子ども・障がい等領域ごとに施策が行われています。でも、それぞれの人は同じ地域の中で暮らしています。遠くまで行くのではなく、子どもでもお年寄りでも歩いていける所に、だれでもが集える居場所があり、身近な問題を解決したり、互いに支え合う恵庭の街づくりに寄与したいと考え、「陽だまりの家」の活動を考えました。居場所は、だれでもが安心してくつろげる空間としたくて「家」にしました。
今回、法人として申請するに至ったのは、地域住民の様々な課題の解決を図っていくには、町内会や民生委員、行政等との連携が必要であり、それらを円滑に進めるためには、任意団体ではなく、社会的にも認められた公的な組織にしていく事が必要だと考えた為です。さらに、当団体の活動は営利目的ではなく、多くの地域住民の方に参加していただく事が不可欠である事から、特定非営利活動法人を取得するのが、最適であると考えました。
法人化する事によって、継続的に活動を行い、かつ新しい福祉のあり方に対応していくように活動を発展させていく事ができ、地域社会に広く貢献できると考えます。
2、設立に至るまでの経緯
平成27年7月 恵庭市社会福祉士の会「生活困窮者自立支援法研修会」を受け、恵庭市における課題解決の為の活動の検討を始める。
平成28年5月 予定する事業概要をまとめ、初年度は子どもの居場所から始め、翌年度以降高齢者・ひきこもりや障がいのある方等に拡大していく事とした。
平成28年6月 恵庭市役所関係部署に、NPO法人設立の意向と事業を説明し、恵庭市の現状を確認し、今後の協力を依頼する。
活動地域を若草小学校・柏陽中学校校区とした。
平成28年8月 恵庭市民生児童委員柏地区会議に参加し、NPO法人の目的と事業を説明し、今後の協力を依頼する。
平成28年11月 活動拠点となる家を確保する。
平成28年11月 設立準備会を行う。
平成28年11月 設立総会を行う。
平成28年12月 恵庭市に設立申請を行い、受理される。
平成29年 2月 恵庭市から、NPO法人設立の認証を受ける。
平成29年 3月 法務局にて、設立登記される。
理事長 古山 明美
昭和58年3月 北星学園大学文学部社会福祉学科卒業
昭和58年4月~平成28年3月 社会福祉法人恵庭光風会勤務
平成19年4月 社会福祉士取得
平成27年4月 北星学園大学大学院社会福祉学研究科(修士課程)入学
平成29年2月 えふ社会福祉士事務所設立 (独立型社会福祉士事務所)